Dancer / Assault Attack

Michael Schenker

Dancer

1982年にリリースされた「ASSAULT ATTACK 黙示録」の3曲目に収録されています。ボーカルが変わるとこんなに変わるのか!っていうくらい衝撃を受けます。それくらいグラハムの影響は大きいのでしょうね。マイケルも自分のスタイルを保持しながら進化しています。私はこのアルバムからマイケル・シェンカーを知るのでこのアルバムはお気に入りです。中でもこの「Dancer」はハイテンションでメロディアスでマイケルとグラハムのコンビネーションが確立しています。しかし、これほどの完成度の高いアルバムに仕上がっているのにも関わらず、その背景ではメンバー間のトラブルが続き最終的にはグラハム・ボネットがリリース前に脱退してしまうのですから分からないものです。

これがグラハム脱退後に妥協案としてゲイリー・バーデンが登場するPVです。アルバム(レコード)は資金、時間等でボーカル・トラックの入れ替えは難しくグラハム・ボネットバージョンでそのままリリースして、PVはゲイリー・バーデンバージョンで発表するという、中途半端な状態で新体制がスタートします。本来ならこのVideoにはグラハム・ボネットが歌っていたはずなのに、以前のマネージャーから解雇という形でMSGを去ったゲイリー・バーデンが急遽という形でこのPVの収録に参加したと言われています。そんなことを考えて、この映像を見ると感慨深いですねw。

2017年10月ドイツのオフェンバッハで行われたLIVEでのDancer。オーディエンスショットです。変わらずグラハム健在です。てかパワーアップしています。2017年3月に来日公演を行ったグラハム・ボネット・バンドへのインタビューでは、1982年8月のレディング・フェスティバルを前にしてシェフィールドで行われたウォームアップ・ライブで泥酔して、途中で職場放棄してしまったことについて、グラハムは「人生最大の汚点」と語っていますが、35年の月日を経て今ではすっかり過去の笑い話となっている。とい言っています。またマイケルと共演して彼との関係は?については「わめて良好だよ。マイケルと俺が不仲だったことは一度もないんだ。ビジネスの問題や、俺が飲み過ぎだったことで疎遠になったことはあるけど、お互いのことを認めあっているし、同志だと考えているよ。」と言っています。

Assault Attack

1982年にリリースされた「ASSAULT ATTACK 黙示録」の1曲目に収録されています。「ダダダ~ン」といきなりインパクトのあるイントロで始まります。しかも1曲目といいことで衝撃的です。かと思えば間奏では流れるようなベースラインに下降アルペジオ・フレーズが耳をくすぶります。

1997年、東京で行われた「THE MICHAEL SCHENKER  STORY LIVE」の「Assault Attack」 。マイケルシェンカーデビュー25周年のツアーで中野サンプラザのLIVEです。ボーカルはデヴィッド・ヴァン・ランディングです。デビッドのヴォーカルがシャウトしていいですね。安定しています。マイケルのギターもワウのコントロールもLIVE感があってカッコいです。

2000年 ラスベガスのLIVEでのAssault Attack。ボーカルはケリー・キーリングです。ちょっと線が細いというか迫力に欠けますね。その分シャウトしているのでカッコいいです。

2004年ポーランドで行われたLIVEでのAssault Attack。ボーカルはクリス・ローガンです。クリスの歌う「ASSAULT ATTACK」いいですね。私は好きです。思った以上に迫力があります。またレヴのベースがいいです。間奏のマイケルがアルべジオを弾くバックで流れるようなベースを弾いています。そして頭をクルクル回します。

2006年ドイツで行われたLIVEでのAssault Attack。ボーカルはヤリ・ティウラです。マイケルをあまり映していませんねw。もうちょっと映してほしかったです。ヤリのボーカルは私は好きなんですがこの「ASSAULT ATTACK」はイマイチですね。レヴは相変わらずクルクルしていましたが・・・

2012年4月ドイツで行われたLIVEでのAssault Attack。ボーカルはドゥギー・ホワイトです。これはオーディエンスショットです。マイケルのアンプ前からの撮影ですのでボーカルはあまり聞こえていません。その代わりマイケルのギターはよく拾っています。こんなに間近で見れてうらやましいですね。

2012年オランダのティルブルフでのLIVEのAssault Attack。ボーカルは同じくドゥギー・ホワイトです。ドゥギーのボーカルもいいですね。また、マイケルのギターのトーンも1982年リリースされたSTUDIO TRACKのAssault Attackに寄っていてカッコいいですね。間奏のソロのワウ・コントロールも絶妙ですね。

2016年 6月11日 スウェーデンでのrock festival のLIVEのAssault Attack。ボーカルはグラハム・ボネットです。やっぱりこの曲はこの人じゃないとって思ってしまいます。過去のゴタゴタはもうないということも見て取れますね。二人とも笑顔が素敵です。

2017年 10月16日 MICHAEL SCHENKER FEST  大阪公演でのAssault Attack。初めにマイケル、グラハムが笑顔で寄り添ってとても良い関係がにじみ出ています。マイケルも楽しそうです。この曲はやっぱりこの二人のコンビでないと・・・しかしグラハムは超人ですね。

2019年5月16日Michael Schenker Fest アトランタ公演での Assault Attackです。オーディエンスショットでマイケルのアンプ前から撮影しているので、残念ながらグラハムの音声がかき消されていますが、あまりにもクリス・グレンがかわいいのでw。間奏のアルペジオの時にクリスを挟んでマイケル、グラハムが寄っていきます。その時、クリスにグラハムが何か言っているのですが、その時のクリスがいいです。必見です。  あと、最後マイケルとグラハムが肩を抱き合っているシーンがいいです。

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