Lights Out

Michael Schenker

1976年ロンドンでのLIVEのLights Out。「Lights Out」のアルバムをリリースする前のもののようです。もう確立されていますね。キーボードもダニーからポール・レイモンドに代わっています。ソロも的確なピッキングが聴き取れます。ドライブ感が素晴らしい反面、誤魔化しようのないコンディションでこれだけスピーディーで流れるようなPlayは、やっぱりスゴイですね。

1977年にリリースされた「Lights Out」の4曲目に収録されています。私は先に「STRANGERS IN THE NIGHT UFOライヴ」の「Lights Out」聴いてこのアルバムを聴くわけですが、初めて聴いた印象は「軽い」と感じました。重厚感はLIVEの方があるように思いました。しかしかなりスピーディーでこれはこれでカッコいいです。またフェイドアウトで終わります。やはり、リリース順に聞けばフェイドアウトの曲がLIVEではどうなるのかという楽しみなどがあったのでしょうね。

1977年4月ロンドンでのLIVEの「Lights Out」。ビデオの「HISTORY OF UFO with MICHAEL SCHENKER」に収録されています。マイケル・シェンカーやデフレパードのジョー・エリオット、リック・サヴェージ、フィル・コリンまたアイアンメイデンのスティーヴ・ハリスンのインタビューも入っています。字幕がないので何を言っているのかわかりませんが恐らくマイケルのギターPlayの事を言ってるのではないでしょうか。UFO時代のLIVE映像って少ないので貴重ですね。こうして見ると改めてビジュアル的にもマイケルはカッコいいですね。

HISTORY OF UFO with MICHAEL SCHENKER」のビデオを持っていた記憶があったので、家の中を探していたら出てきました。探してみるといろんなビデオが出てきましたw。いろいろ見ていると懐かしいですね。このビデオは1992年頃、梅田のワルツ堂というレコード屋さんでレコードを見ていたら、このビデオがおかれていたので、すぐに買いましたw。UFO時代の動くマイケルを見たのはこのビデオが初めてでした。初めて見たときは興奮したのを覚えています。

1977年6月のLights Out。「UFO at the BBC ON AIR」のDISC TWOの8曲目に収録されています。このLights Outはカッコいいです。キーボード&サイドギターにポール・レイモンドが入っています。ソロもメロディアスでカッコいいですが、何故かバッキングのリフに聴き入ってしまいフィルのボーカルが入ってきません。ギターが全面的に出ていてカッコよく仕上がっています。

1979年にリリースされた「STRANGERS IN THE NIGHT UFOライヴ」の8曲目に収録されています。このLights OutはシカゴでのLIVEでしょう。私は「Lights Out」を初めて聞いたのはこのアルバムからでした。このソロは凄いです。ワウペダルの操り方もうまいですよね。この頃のマイケルは身体的、精神的にボロボロでこのアルバムをリリースする頃にはUFOを脱退します。

1981年ドイツのハンブルクで行われたLIVE。UFOを脱退してソロプロジェクトとして1980年に「THE MICHAEL SCHENKER GROUP」をリリースした翌年1月のLIVEです。ドラムはコージー・パウエル、ボーカルはゲイリー・バーデン。ポール・レイモンドもいます。ボーカルが変わると曲の雰囲気も変わりますね。迫力のあるコージーのドラムがHEAVY感が出てまいます。ゲイリーのボーカルについて実力不足など色々言われていますが、私はMSGと言えばゲイリー・バーデンって感じなので好きなんですが、こうやってLights OutをUFO時代から順に聞くとしんどいですねw。途中何故かゲイリーがポールを肩車します。マイケルのギターのフレージングも変化してきています。

1991年ロンドンで行われたRATTのLIVEにマイケル・シェンカーが加わるというレアな映像。しかもLights Outをカバーした形になっています。オーディエンスショットで手振れも多くサウンドも聴き取りにくいですが貴重な映像です。1990年のMTVでセッションしてボビー・ブロツァーがマイケルの才能に惚れ込み、病気で入院しているロビン・クロスビーの代役を要請した経緯があったそうですが、それがこのLIVEかどうかは分りません。しかし、この映像は貴重ですね。

1992年3月25日カリフォルニアのアナハイム・セレブリティ・シアターのLIVEでのLights Out。CDリリースされ翌年にはビデオも出ました。アンプラグドでのLights Outは新しい感覚で聴けますね。ツインのアコースティックギターということでマイケルのギターをじっくり聴けます。スペンサー・サーコムのバッキングが安定しているからこそのソロでもありますね。もう誰も信用できないと失意のどん底にいたマイケルにとって、この時が一番ストレスのない環境だったのではないでしょうか。

1995年UFOにマイケルが戻ってきて、再編成されてリリースした「Walk on Water」の10曲目にリメイクヴァージョンで収録されています。タイトルも「Lights Out ’95」。これまで、マイケルシェンカーはどうなるのだろうと心配していた時に、奇跡ともいえるUFO再結成。驚きました!すぐさまCDを買いに行きました。LIVEと同じようにカットアウトで終わっています。このアルバムは「Lights Out ’95」と「Doctor Doctor ’95」があまりにも存在感がありすぎて、他の曲(新譜)の印象が全くありません。今度、ゆっくり聴いてみようと思います。

1995年8月25日シカゴのLIVEでのLights Out 。これもオーディエンスショットです。やはりマイケルシェンカーの存在は大きいですね。ソロではエンディングはともかく間奏ではマイケルに寄っていくのですが、なぜか上に上にカメラを持っていくのです。マーシャルのアンプしかないのに・・・残念な感じです。しかしこの時期はマイケルが居場所を転々とする時期でこのワールドツアーの途中でマイケルはUFOを脱退し活動休止になります。ですので、この映像も貴重ですね。よほどマイケルとフィルは合わないのですね。この後マイケルはMSGでアルバムを出します。

1997年、東京で行われた「THE MICHAEL SCHENKER  STORY LIVE」のLights Out 。マイケルシェンカーデビュー25周年のツアーで中野サンプラザのLIVEです。この前年(1996年)、ボーカルにリーフ・スンディンを迎え入れ「WRITTEN  IN THE SAND」をリリースしています。このツアーにもリーフ・スンディンは帯同していますが、「STORY LIVE」ということでUFO時代の曲やMSG前期の曲もPlayするので声域のあるデヴィッド・ヴァン・ランディングもこのツアーに参加しています。リーフも「WRITTEN  IN THE SAND」の中の曲のWritten in The SandやBlack To Lifeなどを歌っています。

1999年5月カリフォルニアのLIVEでのLights Out。MSGとして「The Unforgiven World Tour」という2枚組のCDが出ています。Disc2の5曲目に収録されています。ボーカルはキース・スラック。キースの声がいいですね。特に高音がシャウトするところなんかロックしてます。バリー・スパークスのベースが響いてヘビー感が現れています。ソロは相変わらずスピーディーでメロディアスでカッコいいです。

2000年ラスベガスでのLIVEのLights Out。ボーカルはキース・スラック。バリーのべース好きです。マイケルの間奏のソロでは途中、半小節ズレかかったのを修正しながら弾いていますw。この頃からマイケルは太り始めます。1993年の奇跡的なUFO再結成から、UFO・MSGを行ったり来たりと迷走し始めます。

2004年3月13日にポーランドで行われたWORLD WIDE LIVEのLights Out。ボーカルはクリス・ローガン、ベースはレヴ・ジョーンズと若いメンバーでノリが良くパワフルなサウンドになっています。クリスのボーカルも好きです。眠たそうな声がいいですね。バンドとして見ることが出来ますね。ホント皆がカッコいいです。「Lights Out、Lights Out in London!」のところなんかいいですよねw。ソロも聴きごたえがありますしカッコいいです。そしてGibsonのVの見納めですね

2006年ドイツ、フランクフルトでのLIVE映像だと思われます。その時の「Lights Out」。ギターがGibsonからDeanに変わっています。 またボーカルがクリス・ローガンからヤリ・ティウラに替わっています。このメンバー、ほんとにいいですね!ヤリの歌い方も独特で好きです。ヴィジュアルもいいし!とにかくノリがいい!マイケルも弾きまくっています。個人的にはDeanのVのヘッドがどうもしっくりこないです。

2013年6月Sweden Rock Festival でのEuropeの公演にマイケルがゲストで出演した時のLights Out。Europeの30周年ということで「LIVE AT SWEDEN ROCK 30TH ANNIVERSARY SHOW」というライブDVDをリリースされていてその中に収録されています。ジョーイ・テンペストのボーカルで聴くLights Outもカッコいいですね。マイケルのソロもローポジションのチョーキングがカッコいいです。

2019年サンフランシスコのLIVEでのLights Out 。オーディエンスショットで音はあまりよくありませんが、マイケルのギターが良く聞こえるのでこの動画にしました。グラハム、ゲイリー、ロビン、ドゥギーと歴代ボーカリストが勢ぞろいしています。後ろの方に映っているクリス・グレンのTシャツが気になります。

Extra edition

マイケルシェンカーがUFOに加入して4枚目のアルバム「Lights Out」をリリースしたのが1977年。キーボードのダニー・ペイロネルが脱退し、キーボード、サイドギターの両方を担当するポール・レイモンドを迎え制作したアルバムです。私がこのアルバムを聴くのはもっと後になります。この頃の私と言えばまだ子供で「キャンディーズ」に夢中という状態でした。1977年といえば当時人気絶頂のキャンディーズがレギュラーで出演していたテレビ番組「みごろ!たべごろ!笑いごろ!」を見るのが楽しみで、翌日に学校に行くとその話題でもちきりでした。内容がよく分からないのが面白かったのでしょう。伊東四朗さんと小松政夫さんのやり取りをみんなマネをしていました。電線軍団のベンジャミン伊東と称してサーカスの団長みたいな格好でコタツの上で「電線音頭」を踊るのです。そうすると突然「わははははあ~」と笑い声が聞こえて突然「電線マン」が煙と共に現れ、電線軍団と電線マンで電線音頭を踊るのです。訳が分からないでしょう?それが面白かったのでしょう。私もコタツの上で電線音頭を踊っていました。恥ずかしい・・・てかキャンディーズ関係なくなっていますね。そしてこの年(1977年)の7月、人気絶頂のキャンディーズが日比谷野外音楽堂のコンサートで突然解散を発表するのです。「普通の女の子に戻りたい」は有名ですよね。もう、そうなるとさらに「キャンディーズ愛」は加速していきます。翌年の1978年から始まった歌番組「ザ・ベストテン」を必死で見ていました。当然、マイケルシェンカーを知るはずもなく、アイドルまっしぐらでした。RockやHard Rockなどの洋楽に出会って聞き始めるのは1979年ごろで、クラスの友人の影響からでした。まずはビートルズローリングストーンイーグルスなどのレコードを借りて聴いていました。私は音楽を聴くときにあまり歌詞を聴いていないのだと思います。日本語の歌詞の曲を聴いているときも歌詞よりメロディ?で聴いているようです。ですので洋楽の英語の歌詞で何を言っているのか分からなくても全く問題なく聞くことが出来て、さらに英語で発音される歌詞の方が(何を言っているか分かりませんが…)カッコいいって感じていました。1977年にリリースされた「Lights Out」のアルバムを聴いたのはそれからまだかなり後のことで、まず1984年に「STRANGERS IN THE NIGHT UFOライヴ」(1979年リリース)を購入して、収録されている「Lights Out」を先に聞きました。いきなりのリフがとにかくカッコいい。F#音とE音の2音だけで構成されているシンプルなリフがこんなに重厚でカッコ良くまとまるのか!と思いました。また、ソロでは16連符が連続するところなんかはメロディアスで鳥肌ものです。この曲もマイケルシェンカーの代表曲になりますね。