ON AND ON

Michael Schenker

1981年8月12日に行われた日本武道館LIVEの「ON AND ON」。この「ON AND ON」は、このLIVEの翌月にリリースされた「MSG]というアルバムの3曲目に収録されていて、このLIVEの段階ではまだ発表されていない状態でした。盛り上がったでしょうね。おそらく当時、日本のファンも初めて聴いて、イントロの寂し気なストリングスから入り、ヘヴィーに転換するところなんかは、驚いたんじゃないかと思います。

1981年9月に発表された「MSG]というアルバムの3曲目に収録されています。イントロがいいです。キーボードの静かなメロディーからアルペジオが入るとこなんかは、くすぶられた感があります。エンディング・ソロのフレーズもいいです。最後はフェイド・アウトで終わりますが、最後の最後の聴こえなくなる少し前あたりの下降フレーズが好きです。

1984年 8月11日・12日 SUPER ROCK’84 IN JAPAN  西武球場で行われた日本初のヘヴィメタフェスでの「On And On」。この時のマイケルの状況はMSG解散状態でメンバーを構成するのに最後までボーカリストが決まらなかったなど、いろいろあったそうですが、レイ・ケネディが入って実現しました。ベースにデニス・フェルドマン、キーボードにアンディ・ナイ、ドラムにテッド・マッケンナの布陣です。正直言ってイントロのマイケルがアルペジオを弾いている時に、レイが何か言っているのですが、黙ってと欲しかったです。そして床に貼っている歌詞カードを見ながら歌っているのがわかりますw。

1988年のトロントでのLIVE。オーディエンスからの映像のようです。1987年に新しく「Mcauley Schenker Group」として「PERFECT TIMING」をリリースした翌年です 。 Michael Schenker(G) Robin McAuley(Vo) Rocky Newton(Ba/Vo) Mitch Perry(G/Key/Vo) Bodo Schopf(Dr/Vo)の布陣ですオーディエンス・ショットですがサウンドは良好です。後半のソロは Mitch Perryと掛け合いで弾いています。ちょうどマイケルの前方あたりの客が肩車しだして、ほとんどマイケルが見えない状態です。しかし、髪の長い時のマイケルのLIVE映像は少ないのでこの映像は貴重ですね。 

1996年にリリースされた「WRITTEN IN THE SAND」のアルバムのライヴ活動の一環として、マイケル・シェンカーがプロデビューして25周年を記念して「マイケル・シェンカー・ストーリー・ライブ」と命名し企画されたツアーが開始されます。ラインナップはMichael Schenker(Guitar)  Lelf Sundin(Vocals) David Van Landing(Vocals)  Barry Sparks(Bass)  Seth Bernstein(Rhythm Guitar/Keyboards)  Shane Gaalaas(Drums)です。1997年3月からジャパン・ツアーを行っています。マイケルが携わってきたバンド(スコーピオンズ、UFO、MSG、McSG コントラバンドなど)の名曲を年代順に演奏していく特別企画でファンも感激し大盛況でした。その時の「ON AND ON」。とてもバランスが整っています。やっぱりこの曲のエンディング・ソロのフレーズ・・・好きです。

1999年2月にリリースされた「The Unforgiven」のツアーを4月から行います。その模様を収録されたライヴCDが発表されます。1999年9月シュラプネルから「THE UNFORGIVEN WORLD TOUR」をリリースします。1999年6月5日、6日アメリカのPalo Altoにて行われたLIVEを完全収録されたものです。2枚組でDisc1の12曲目に収録されています。ラインナップはMichael Schenker (Lead Guitars) Keith Slack (Vocals) Wayne Findlay(Guitars and Keyboards) Shane Gaalaas (Drums) Barry Sparks (Bass) Kelly Keeling (Vocals) この「ON AND ON」はKelly Keelingが歌っています。イントロのアルペジオがカッコいいですね。

2000年Unforgiven World Tour の日本公演の「ON AND ON」。ラインナップは Michael Schenker(Guitar) Keith Slack(Vocals) Barry Sparks(Bass) Wayne Findley(Rhythm Guitar/Keyboards/B.Vocals) Shane Gaalaas(Drums)です。映像は不鮮明ですが、サウンドはヘヴィー感があります。エンディング・ソロのお気に入りフレーズ健在です。絶妙にワウ・コントロールされていて、しびれます。

2004年3月13日ポーランドのカトーウィツェで行われた「METALMANIA FEATIVAL 2004」にMSGが出演した時の「ON AND ON」。このLIVEはヨーロッパで定期的に行われているHR/HMフェスティヴァルだそうです。ラインナップは  Michael Schenker(Guitar)  Chris Logan(Vocals)  Rev. Jones(Bass/B.Vocals)  Wayne Findley(Keyboards/Rhythm Guitar/B.Vocals)  Pete Holmes(Drums)です。イントロのWayne FindleyのキーボードとMichaelのギターの融合が神秘的です。少しローテンポの「ON AND ON」ですが、Chrisのヴォーカルがいい味を出しています。この時のLIVEのMichael のギターの音量がいつもより抑え気味です。エンディング・ソロのワウ・コントロールがカッコいいです。また、密かにRevのベース・ラインがしびれます。そしてPeteのドラミングが迫力があって好きです。    

2008年1月~2月にMichael Schenker & Friends UKツアーが行われ、その時の「ON AND ON」。オーディエンス・ショットですが収録状態は良好です。ラインナップはMichael Schenker(Guitar) Leif Sundin(Vocals) Thomas Torberg(Bass) Kjell Haraldsson(Keyboards/Rhythm Guitar) Thomas Broman(Drums)です。撮影者のカメラ・ワークがセンスが良くてオーディエンス・ショットでも十分見入ってしまいます。ソロの時には寄りでその後の引きのタイミングもバッチリです。エンディング・ソロなんかでは引き込まれますw。

 2010年1月13日、中野サンプラザで行われた「30th Anniversary Concert Live In Tokyo」の「ON AND ON」。ラインナップはMichael Schenker(Guitars)  Gary Barden(Vocals)  Neil Murray(Bass)  Simon Phillips(Drums)  Wayne Finflay(Keyboards)です。このメンバーではLAで3日間リハーサルしただけでの本番だったそうです。この日の公演終了後にバンド・メンバーと関係者で Michael と Wayne の誕生日をお祝いしたそうです。 イントロ、WayneのキーボードとMichael のギターがカッコいいです。

2012年5月13日オランダで行われたLiveの「ON AND ON」。ラインナップはMICHAEL SCHENKER ( LEAD GUITAR) DOOGIE WHITE ( VOCALS ) FRANCIS BUCHHOLZ ( BASS ) WAYNE FINDLAY ( KEYS. GUITARS ) HERMAN RAREBELL ( DRUMS )です。DOOGIEのヴォーカルが安定していていいです。サウンドに重厚感があって鳥肌が立ちます。かっこいいです。