Into The Arena

Michael Schenker

1980年にリリースされた「THE MICHAEL SCHENKER GROUP 帰ってきたフライング・アロウ」の6曲目に収録されています。レコードではB面の1曲目に収録されています。この曲はマイケル・シェンカーのインスト・ナンバーの代表曲&名曲ですね。マイケルのパワフルなサウンドで後半のメロディアスなフレーズは聞き入ってしまいます。何度聞き返してもカッコいい曲です。

1981年リリースされた「Cry For The Nation」の30センチ(12インチ)盤シングルレコードのB面の2曲目に収録されていて、アルバム「THE MICHAEL SCHENKER GROUP 神~帰ってきたフライング・アロウ」(1980年リリース)発表後の1980年9月にロンドンのハマースミス・オディオンで行われたライブの「into the arena」です。(ギター)マイケル・シェンカー(ベース)クリス・グレン(キーボード&リズムギター)ポール・レイモンド(ドラム)コージー・パウエルです。マイケル・シェンカー・グループのもう一人のギタリスト、ポール・レイモンドがリズムとリフを担当しています。よく聞くとマイケルのフライングVと比べると音色の線はわずかに薄いというか細い感じがして、ちょうどそれが心地よくマイケルのギターと合っています。マイケル・トーンが際立っていて、後半のソロはスタジオ・トラックをリリースした直後のライヴ音源ということもあったてスタジオ・トラックのピッキングに近い状態で収録されていて、めっちゃかっこいいです。

1980年9月25日ハマースミス・オディオンで行われたライブの「into the arena」です。(ギター)マイケル・シェンカー(ベース)クリス・グレン(キーボード&リズムギター)ポール・レイモンド(ドラム)コージー・パウエルです。全体的にパワフルに演奏されていて、後半ソロの前のアルペジオがかっこいいです。またソロ前のベースソロの時のドラムもパワフルです。

1981年ハンブルグで行われたライブの「into the arena」です。(ギター)マイケルシェンカー(ベース)クリス・グレン(ドラム)コージー・パウエル(キーボード&リズムギター)ポール・レイモンド、そしてリズムギターにゲイリー・バーデンも参加しています。この動画はポール・レイモンドがメンバー紹介をするところから始まります。ドラムのコージーの紹介の時、ドラムに足をかけて手を挙げるところ、なんかカッコいいですw。クリス・グレン、この時スリムですw。マイケルめっちゃ男前です。やはり音声だけでなく映像を見ながら聴くとパワフルです。ベース&ドラムソロの時、ポール・レイモンドのキーボードがサウンドに溶け込みまとまっています。マイケルのソロも弾きまくっています。

1983年ドイツで行われたライブの「into the arena」です。メンバーは(ギター)マイケル・シェンカー(ベース)クリス・グレン(ドラム)テッド・マッケンナ(キーボード)アンディ・ナイです。サウンドもメンバーが変わると変化しています。ポール・レイモンドからアンディ・ネイにキーボードが変わったことで、進化した感じがあります。マイケルのギターも微妙なワウ・コントロールがたまりません。ほんとカッコいいです。

1983年10月ハマースミス・オディオンで行われたライブの「into the arena」です。(ギター)マイケル・シェンカー(ベース)クリス・グレン(ドラム)テッド・マッケンナ(キーボード)アンディ・ナイの4人で演奏しています。リズムギターとしてデレク・セント・ホルムスが参加していますが、この曲の時には姿がありません。その分、各パートのサウンドが際でっています。特にクリスのベースとテッドのドラムのリズムセクションにマイケルのギターがマッチしています。そして、マイケルのギターがいい音色を奏でています。

1984年 8月11日・12日 SUPER ROCK’84 IN JAPAN 西武球場で行われた日本初のヘヴィメタフェスでの「into the arena」です。(ギター)マイケル・シェンカー(ベース)デニス・フェルドマン(キーボード)アンディ・ナイ(ドラム) テッド・マッケンナです。この1984年はMSGのメンバーが次々と脱退し、、マイケルの右腕と言われていたベースのクリス・グレン、マイケルがUFOから脱退してソロ・プロジェクトとして最初からマイケルを支えてきたゲイリー・バーデンが脱退します。実質MSGが空中分解という状態でSUPER ROCK’84 IN JAPAN のオファーがあり、急遽メンバーを構成し、ベースにデニス・フェルドマンを迎え入れボーカルがギリギリまで決まらず、結局主催者側からの推薦でレイ・ケネディに決まりこのライヴが実現しました。レイに決まったのが来日直前でリハーサルも当日ということもあって、メンバーもレイに配慮してできるだけセット・リストにインスト・ナンバーを取り入れ、、曲・歌詞などを覚える負担を減らしていたのにも関わらず、レイは適当に歌詞を変えて歌っていたり、歌詞カードをステージに置いて歌っていたということをしてしまいます。マイケルもファンも失望したということですが、私は英語のその歌詞が適当なのか判別は尽きませんでしたし、そこには特別不快には見えませんでした。それよりレイのステージ上のパフォーマンスや衣装が気になり、そっちの方が残念に思ったのを覚えています。そういった背景でこのステージがあるという風に見てみると、急遽構成したメンバーで、できるだけインスト・ナンバーを組み込んだセット・リストの1つとしてこの「into the arena」があるとなると、また違った見え方ができると思います。

1988年トロントのライヴでの”Into the Arena”です。MSGでマッコリ―・シェンカー・グループと読むグループに改名しました。メンバーは(ヴォーカル)ロビン・マッコリ―(ギター)マイケル・シェンカー(ベース)ロッキー・ニュートン(ドラム)ボード・ショホフ、そして、もう一人ギターとしてスティーブ・マンが加入していましたが、スティーヴ・マンがプロデューサー業に転身したことでミッチー・ペリーが迎えられその5人でこのライヴを行っています。ロビンが袖に隠れるところからこの映像は始まります。UFO脱退後、MSGで活動していき1983年に「BUILT TO DESTROY 限りなき戦い」をリリースして、1987年に「PERFECT TIMING」をリリースするまでの約4年間は新譜が出ず、マイケルの音楽活動も1984年 8月11日・12日 SUPER ROCK’84 IN JAPAN 西武球場でのライヴを最後に沈黙の期間がありました。そんな中1987年の「PERFECT TIMING」が発表されたときは衝撃を受けました。レコード・ジャケットです。まずロビンが前に立っていますが、後ろのマイケルがロング・ヘア―でフライングVを持って立っているのを見て、UFO時代が蘇る感じでときめいたのを覚えています。そんなロングヘアのマイケルの映像って実は少なくてこの映像も貴重なものです。オーディエンスショットでとてもクリアに録音されています。少し後ろからの撮影なのでマイケルのギターワークはほとんど写っていませんが、キーボード無しのツインギターの”Into the Arena”も貴重です。ソロではマイケルとミッチーのツインを聴くことができますしミッチーのバッキングもかっこいいです。またソロ前のベース・ドラムのソロも鮮麗でそこにミッチーのソロも加わり、これもかっこいいです。そこにマイケルのソロが入りますので必見です。

1990年ダラスのライヴでの 「INTO THE ARENA」です。ギターのミッチー・ペリーが脱退しスティーヴ・マンが復帰しています。(ヴォーカル)ロビン・マッコリ―(ギター)マイケル・シェンカー(ベース)ロッキー・ニュートン(ドラム)ボード・ショホフ(ギター&キーボード)スティーヴ・マンの布陣です。ロビンが曲の紹介をして袖に隠れるところから始まります。これもオーディエンスショットでかなり映像も音声もクオリティーが低いです。1990年に「SAVE YOURSELF」をリリースしたあとツアー1回しかしていないいことからこの時期の映像も少なくて貴重です。

確かこのライヴのビデオをもっていたなぁと思って、家の中の段ボールやらをいろいろ開けて探していたら出てきました。昔、梅田エストの途中にある通りでワゴンで海賊版のビデオを売っていて、つい買ってしまったものです。1990年ダラスで行われたマッコリ―・シェンカー・グループのライヴ映像です。 1990年の「INTO THE ARENA」 この時のものです。今見ると画像が荒く見れたものではありませんが、昔のテレビ(地デジ前)で見ると何とか見れますw。つい懐かしくて見てしましました。

1996年にリリースされた「WRITTEN IN THE SAND」の11曲目に収録されています(ギター)マイケル・シェンカー(ヴォーカル)リーフ・スンデン(ベース)バリー・スパークス(ドラム)シェーン・ガラースのメンバーです。新たにリメイクされています。このアルバムのライヴの一環としてマイケル・シェンカーがプロデビューして25周年を記念して「マイケル・シェンカー・ストーリー・ライヴ」が企画されました。そのあと来日公演もありました。このアルバムが出たときは、ときめきとクエスチョンが入り混じった気持だったのを覚えています「確かUFOで昨年CD出してたのでは?」みたいなw。

1997年、東京で行われたライヴです。(ギター)マイケル・シェンカー(ベース)バリー・スパークス(ドラム)シェーン・ガラース(キーボード)セス・バーンスタインのメンバーです。「WRITTEN IN THE SAND」リリース後のツアーの来日公演「マイケル・シェンカー・ストーリー・ライヴ」の「INTO THE ARENA」です。ソロ前のベース、ドラムのソロが長く洗練されています。マイケルも優雅に弾いているように見えます。気持ちに余裕が出ているのかもしれません。とても落ち着いた「INTO THE ARENA」に私は感じました。

2000年5月、東京 赤坂ブリッツでの「INTO THE ARENA」です。(ギター)マイケル・シェンカー(ベース)バリー・スパークス(ドラム)シェーン・ガラース(リズムギター&キーボード)ウェイン・フィンドレイのメンバーです。ソロ前の例のベースとドラムのソロも進化しています。マイケルのギターもワウコントロールが絶妙で聞き入ってしまいます。かっこいいです。

2004年3月13日、ポーランドで行われたWORLD WIDE LIVE 2004の「INTO THE ARENA」です。(ギター)マイケル・シェンカー(ベース)レヴ・ジョーンズ(ドラム)ピート・ホルムズ(リズムギター&キーボード)ウェイン・フィンドレイのメンバーでヴォーカルのクリス・ローガンが曲の紹介するところから始まっています。例のソロ前のベース、ドラムソロも健在でレヴの頭をクルクル回しながらテクニカルなソロを披露しています。マイケルのソロも磨きがかかっており、しびれます。かっこいいです。

2008年の日本公演での「INTO THE ARENA」です。2008年に「In the Midst of Beauty」をリリースしたのちのライヴです。ベースにクリス・グレン、ドラムにテッド・マッケンナが帰ってきてます!リズムギター&キーボードにウェイン・フィンドレイ、そしてヴォ―カルにゲイリー・バーデンが加わっています!その時の「INTO THE ARENA」。ソロ前のベースソロもなんか懐かしい感じがしますし、その背景にウェインのギターがかぶさり盛り上がりを見せます。かっこいいです。

2010年、30th Anniversary Tour の日本公演で中野サンプラザでの「Into The Arena」です。ギターを長い間GibsonのフライングVを愛用していましたが、2004年にDeanと契約しギターが変わっています。マイケルこの年、55歳。ちょっと風格が出てきています。まだまだ進化しています。ソロ前には、いつもならベースそろが入りますが、マイケルがギターでアレンジして、その流れでいつものソロに入ります。これはこれでカッコいいです。

2012年、オランダでのライヴの「 INTO THE ARENA 」(ギター)マイケル・シェンカー(ベース)フランシス・ブッフホルツ(ドラム)ハーマン・レアベル(リズムギター&キーボード)ウェイン・フィンドレイのメンバーです。どうやらライブのオープニングのようで始まり方がなんかカッコいいです。途中のベースソロのところに、やはりマイケルがギターでカバーしています。マイケル57歳。年齢と共にギターテクニックが落ちていくギタリストも多い中、マイケルは毎日練習しているとのこと。どんどん進化しています。

2016年 東京国際フォーラム ホールAでのMichael Schenker Fest 2016での「 Into The Arena」です。(ギター)マイケル・シェンカー(ドラム)テッド・マッケンナ(リズムギター&キーボード)スティーヴ・マン、そしてベースに私の大好きなクリス・グレンですw。マイケル61歳!感じも何か吹っ切れたように楽しんでいます。演奏中も笑顔が絶えません。スティーヴ・マンものっています。そしてクリスが巨大化しています。Tシャツも「一番」ですし、楽しそうです。

Extra edition

MICHAEL SCHENKER & RATT [ OH, WELL & BORN ON A BAYOU ]

 LIVE COVER UNPLUGGED

RATT – Round and Round-Live 91-Michael Schenker

[ We Believe In Love]unplugged – Toronto 1992

[NIGHTMARE ] LIVE UNPLUGGED, JAPAN 

[ WE BELIEVE IN LOVE ]LIVE UNPLUGGED,JAPAN

 [ WHEN I’M GONE ]LIVE UNPLUGGED,JAPAN 

Nightmare (Unplugged in Rock Hard Office)